産業医についての情報

広島県の産業医についての情報

広島県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

広島県といえば、瀬戸内工業地域の中核である県です。その県庁所在地である広島市は、中国・四国地方でも最大の都市となっています。この地方において重要な存在となる広島県ですが、その労働者のケアは大丈夫でしょうか。

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広島県の産業医数

全国におよそ9万人いるとされている産業医ですが、広島県には何人の産業医がいるのでしょうか。日本医師会は医師数を調査していますので、その調査結果をご紹介いたします。
2014年における調査では、広島県には7,453人の医師がいます。そのうちの28.4パーセント、2,120人が産業医の人数となっています。産業医が医師を占める割合、産業医に対する企業数共に全国平均とほぼ同じであり、産業医の人数としてはちょうど平均に位置しています。

産業医を選ぶ基準

産業医は、労働者の健康状態を守る役割を果たします。しかし何事でもそうですが、きちんと仕事をしてくれる人もいれば、その逆のパターンもあります。産業医の選任にはそれなりの費用を要するので、信頼できる産業医を選ぶようにしてください。最低でも、以下の二点を見るようにしてください。

・事業所や事業者ごとのスタンスを理解して、その場に応じた解決策が立てられる。
・潜在的な解決策を導き出し、それを実行できる。

この二点が可能な産業医は、信頼に値することでしょう。
産業医は、通常の医師の業務とは全く異なるスキルが必要になります。そのため、医師としては優秀でも、産業医としてはいまひとつというケースもあります。理想の産業医と出会うことは非常に難しいですので、急ぎの場合は優先順位を決めて、その順位の高いサービスを提供してくれる産業医を選ぶと良いでしょう。

広島県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

今の時代、うつ病という単語はすっかり身近なものになってしまいました。うつ病は100人中3~7人が経験したことがあるという調査結果が出ており、その患者数も近年急速に増えています。うつ病の原因はまだはっきりしていない部分もありますが、精神的・身体的ストレスが主な要因とされています。
うつ病が進行してしまうと心身ともに思い通りに動かなくなり、普段なら起こらない失敗が起きやすくなります。それが新たなストレスを生み、さらにうつ病を悪化させるという悪循環にもなりかねません。うつ病の対策は急務なのです。

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広島県におけるうつ病患者の現状

日本で急増しているといわれているうつ病ですが、広島県ではどうなのでしょうか。厚生労働省は3年ごとに「患者調査」を行っており、その中にうつ病患者数も記載されています。2014年における、その調査結果をご紹介いたします。
結論から言いますと、広島県はうつ病患者数が全国でも特に多い県となっています。2008年の時点では約23,000人を記録していましたが、2014年では約35,000人に増加しています。人口10万人当たりの患者数は1,200人を超えており、これは全国平均である878人を300人以上上回っています。この人数は、全国で5番目に多い人数となってしまいました。

うつ病になる前に

他の病気もそうですが、うつ病も予防するのが一番です。日本でもうつ病の増加や高ストレス者の増加を受け、本格的な対策を講じるようになりました。そのうちの一つが「ストレスチェック」です。メンタルヘルスケアは、下の三つの段階に分けられます。

①メンタルヘルス不調を未然に防ぐ「一次予防」
②不調を早期に発見し、適切な対処を行う「二次予防」
③労働者の職場復帰を支援する「三次予防」

ストレスチェックは、この中の「一次予防」に当たります。

ストレスチェックの効果

定期的なストレスチェックは、労働者と事業者に以下のような効果をもたらします。

・労働者の場合
自分のストレスの状態を知ることができる。それによって、個々での対策が立てやすくなる。また、医師と面談することでより具体的な対策を教わることができる。

・事業者の場合
集団ごとの結果を集計・分析することで現場のストレスの要因を把握し、その改善に繋げることができる。

ストレスチェックはまだ新しい制度のため、労働者や事業者の中でも誤解が多いこともあります。しかしストレスチェックは健全な企業活動のためには欠かせない制度ですので、早めに行ってみてはいかがでしょうか。