産業医についての情報

兵庫県の産業医についての情報

兵庫県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

阪神工業地帯に属し、多くの企業の本社がひしめく兵庫県。産業の盛んな兵庫県ですが、それだけに労働者の働く環境について配慮しなければいけません。職場における健康については労働者自身や事業者が配慮しなければいけませんが、頼りになる味方がいます。それが産業医なのです。

兵庫県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?のイメージ

兵庫県における医師の人数

2014年における日本医師会の調査によりますと、日本全国での医師数は311,205人、そのうちの28.3パーセントである88,201人が産業医という調査結果が出ています。兵庫県に着目しますと、医師数は13,461人、産業医数は3,612人となっています。割合としては26.8パーセントなので、全国平均より産業医の割合が小さいということになります。しかし産業医は複数の企業を兼任する事もできますので、必ずしも産業医が不足しているとは言えません。

選任する産業医の人数

その事業場に労働者が50名以上在籍している場合、14日以内に産業医を選任する義務があります。そこで働く労働者の人数によって選任すべき産業医の人数は異なりますので、間違えないように選任しなければいけません。労働安全衛生法第十三条でも、以下のように定められています。

事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、医師のうちから産業医を選任し、その者に労働者の健康管理その他の厚生労働省令で定める事項(以下「労働者の健康管理等」という。)を行わせなければならない。

最低限の産業医数としましては、50~999人の場合は嘱託の産業医1人、1,000~3,000人の場合は専属の産業医1人、3,001人以上の場合は専属の産業医2人が必要になります。ただし有害な業務に就く労働者が500~999人の場合、専属の産業医が必要になります。

嘱託産業医と専属産業医

・専属産業医
専属産業医は、その企業に所属する正社員です。そのため専属産業医は企業内に常駐しており、その企業の就業規則に従って勤務します。専属産業医はその企業に密着した医師のため、より適切に労働者に対してアドバイスする事が可能です。

・嘱託産業医
一方、その都度企業と契約する非常勤の産業医が嘱託産業医です。嘱託産業医は複数の企業を兼任していることも多く、日本における産業医のほとんどは嘱託産業医とも言われています。

兵庫県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

働くうちにストレスが溜まるのは珍しい事ではありません。しかし過度のストレスに襲われますと、体調の悪化やうつ病を引き起こす事にもなります。多くの人達が働く兵庫県ですが、その現状はどうなっているのでしょうか。

兵庫県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性のイメージ

うつ病の現状

ストレス社会とも称される現代の日本では、うつ病の増加も問題になっています。現在、うつ病患者の人数は約100万人とも言われています。これは20年前と比較すると2倍以上の人数であり、およそ10年にわたってこのような状態が続いています。男女の内訳では、うつ病患者の6割以上を男性が占めています。その原因として、職場でのストレスが挙げられるのです。

兵庫県のうつ病患者数

それでは、兵庫県におけるうつ病患者数はどのような現状となっているのでしょうか。
幸いな事に、兵庫県はうつ病患者数の少ない県です。その患者数は約31,000人で、2008年度における調査結果の6割程度にまで減少しています。また、人口10万人当たりの患者数は600人弱と、全国平均をおよそ300人も下回っています。これは、全国でも上から10位以内に入るほど少ない人数なのです。

ストレスチェックを忘れない

兵庫県は、他の都道府県と比較すればうつ病に対する備えができているのかもしれません。しかし、この良い流れがいつまでも持続するとは限りません。近年は女性の社会進出も強く進められており、環境の変化から新たなうつ病患者が増える恐れもあります。
そこで国を挙げて、ストレスチェックの実施も進められています。ストレスチェックとは、労働者のストレスの状態を把握する制度の事を言います。質問票を埋めていくだけで、職場における自分自身のストレスの状態を知ることができるのです。ストレスチェックの実施者となるのは医師や保健師などですが、その中でも主役と言えるのが産業医です。ストレスチェックは義務化されていますので、その方法についても産業医とよく話し合ってください。