お知らせ

最新情報・レポート

産業医の選び方で押さえるべきポイントを解説!良い産業医の見つけ方

産業医の選び方で押さえるべきポイントを解説!良い産業医の見つけ方

 

会社を経営している方や社内の人事労務を担当されている方は、さまざまな法律やルールにのっとった経営をされていることでしょう。「産業医の選任」も守らなければいけないルールのひとつです。会社の規模によって産業医を選任する義務があることをご存知でしょうか?

 

産業医とは、いったいどのような業務を担当していて、どうやって探せばよいのでしょうか。はじめて産業医を置くことになった経営者の方はわからないことばかりかもしれません。

 

今回はそんな「産業医」の職務内容から探し方・選ぶポイントなど、わかりやすくご紹介いたします。

 

 

 

 

産業医とは

産業医とは、専門的な立場から事業場においての従業員の健康管理について助言や指導をおこなう医師のことをいいます。

 

通常の医師のように診断や処方をすることはありませんが、従業員の健康管理をおこなうための専門的知識を持っているなど、一定の要件を満たした医師のみが産業医として認定されています。

 

 

産業医の主な仕事

従業員の健康管理をおこなうのが産業医としての職務内容ですが、具体的にはどのような業務を担当しているのでしょうか。

 

1.健康相談や長時間労働に関する指導

健康相談希望の社員がいる場合に、健康について相談や指導をします。また、時間外労働が長い社員がいた場合にも、面談を希望する社員には長時間労働者面談指導をおこないます。

 

従業員のストレスや心身の状況を見極め本人に指導をおこなうとともに、企業による適切な処置に関してアドバイスをおこなうことも産業医の職務です。

 

2.職場巡視

産業医は職場環境の確認を定期的におこないます。整理整頓や清掃について、また温度や湿度は適正に保たれているか、休憩室の衛生管理などについても巡視をおこない、問題があれば改善を図ります。

 

3.安全衛生委員会への出席

常時雇用の従業員数が50名を超える場合には衛生委員会を開催することが義務付けられており、産業医は委員会への出席もおこないます。

 

4.休職・復職判定など

休職や復職を希望する社員の面談や、勤務の可否について判断するのも産業医の業務です。また、心身の状態によって勤務の軽減などが必要な場合は、企業への就業制限の指示などをおこないます。

 

 

産業医はどのように探す?

産業医はどのように探す?

 

産業医の職務内容についてわかったところで、産業医の探し方について確認してみましょう。産業医を依頼したい場合、どのような探し方があるのでしょうか。

 

1.医師人材紹介会社に産業医を紹介してもらう

医師人材紹介会社には多くの産業医が登録しています。産業医のスキルや実績・得意な分野について把握しているので、目的に合った産業医を紹介してもらうことができます。

 

2.地域の医師会に相談する

地域の医師会に産業医の紹介を依頼することで、その地域のクリニックや診療所の医師を産業医として紹介してくれます。

 

3.健康診断を実施している健診機関に紹介してもらう

検診機関にも多くの病院・医師が登録をしています。健康診断を実施している検診機関に産業医の紹介を依頼する方法もあります。

 

4.社員の人脈で探す

社員からの紹介・人脈で産業医を見つけることができるかもしれません。医師・産業医の人脈を持つ社員がいないか確認してみましょう。

 

5.インターネットで検索

インターネットで産業医について検索してみると、多くの産業医を紹介するサービスや団体が見つかります。どこで探せばよいのかわからない場合は、インターネットで情報を収集してみましょう。

 

 

産業医の選任時期と契約パターン2つ

産業医はいつ頃から探し始めて、どのようなタイミングで選任すればよいのでしょうか。産業医の配置については、従業員50名以上3,000 名以下の場合には1名以上を選任する義務があり、従業員が3,001名を超える場合には2名以上を選任しなくてはなりません。

 

産業医の選任という義務を怠った場合、労働安全衛生法に違反し50万円以下の罰金が科せられることになります。ですので、従業員が50名をそろそろ越えそうな場合には産業医を選任するタイミングです。

 

産業医には2つの契約パターンがあり、会社の規模により必要な契約パターンも異なります。ご自身の会社には、どちらの契約パターンが適しているのか確認してみましょう。

 

 

嘱託産業医(業務委託)

従業員数が50名以上999名以下の場合は、非常勤の嘱託産業医でも構いません。ただし、有害業務を取り扱う事業所の場合は500名以上で専属の産業医が必要です。

 

嘱託産業医は、普段勤務医や開業医として勤務している医師が月に1~数回の訪問をするのが一般的です。

 

 

専属産業医(直接契約)

従業員数が1,000名を超える場合、その事業所と直接契約している専属の産業医を選定することが義務付けられています。また、3,001名を超える場合には、専属産業医2名以上の選任が必要となります。

 

 

産業医の報酬の相場は?

産業医の報酬の相場は?

 

産業医の探し方や契約パターンについてはわかりましたが、実際に産業医に依頼する場合どのくらいの費用がかかるのでしょうか。契約パターンによって異なりますので、それぞれ確認してみましょう。

 

 

嘱託産業医の場合

嘱託産業医の場合、従業員数により報酬が変わるのが一般的です。

 

紹介所や契約形態によっても異なりますが、基本月額報酬の相場としては従業員数が100名以下の場合は40,000~円、301名を超えると90,000~円、501名を超えると120,000~円ほどだと考えておきましょう。

 

この金額に加えて、訪問料や専門性が問われる場合には別費用が発生します。また、紹介会社を経由して依頼している場合にはそれに加えて紹介手数料を支払うことになります。

 

 

専属産業医の場合

企業側は、産業医を契約社員や顧問契約として採用します。報酬は条件や産業医によっても異なりますが、一般的な相場としては週に3日ほどの勤務なら年間に1,050~万円、週4日であれば1,200~万円、週5日の場合は1,500~万円ほどです。

 

専属産業医の場合も、紹介会社を経由して依頼している場合には紹介手数料を支払うことになります。

 

 

産業医の選び方で押さえておくべきポイントを解説

せっかく産業医を迎えるならば、よりよい産業医に担当してほしいものです。産業医を選ぶ上で、抑えておくべきポイントを解説いたします。

 

 

自社に対して熱意をもって接してくれるか

義務付けられた職務だけをこなす産業医は、企業にとってよい産業医ではないでしょう。いかに好奇心を持って企業や社員について理解してくれるのかは、大切なポイントです。

 

企業や社員のことを知っていて、はじめて最善の提案や対応ができるものです。当事者意識を持って勤務してくれる産業医を選びましょう。

 

 

コミュニケーション能力はどれくらいあるか

産業医の職務の中心は社員との面談になります。社員とのコミュニケーションがとれて、面談において満足感を与えることが必要です。

 

ですが、社員のみが産業医に満足すればよいというわけでもありません。企業側の意見と社員側の意見、双方の意見を上手く汲み取って、調整していくことが産業医に求められるのです。

 

それには高いコミュニケーション能力や、調整能力が求められるでしょう。産業医のコミュニケーション能力を確認した上で、依頼をするのが望ましいでしょう。

 

 

産業医に求める目的を明確にする

産業医に依頼する場合、まずは目的を明確にしておきましょう。「単に、法律で決められているから」なのか、「従業員の健康面が心配」や「従業員のメンタルヘルスに対応したい」場合など、企業によって目的は異なるのではないでしょうか。

 

目的によって依頼すべき産業医は異なります。ケースに応じてふさわしい産業医選びをしましょう。

 

1.健康管理が目的である場合

健康管理が目的である場合は健康診断のフォローアップが職務の中心となりますので、内科の医師に依頼するのがよいでしょう。

 

また、社員の健康面で懸念されるのは生活習慣病であることが多いかもしれません。社員に生活習慣病への意識を持ってもらえるように、社員とコミュニケーションをとることができ、かつ心理的なアプローチの上手な医師に依頼しましょう。

 

2.過重労働管理が目的である場合

過重労働の管理は、会社組織で働いたことが少ない産業医にとっては難しいケースです。多くの業務が立て込んでいる企業に、社員の労働時間について言及するのは非現実的な内容であることもあるのではないでしょうか。

 

ですが、過重労働をしている社員との面談は産業医の大切な職務です。忙しくストレスを抱えている社員との関係性を築き、過重労働をする社員に有効な助言をすることのできる産業医が必要となります。

 

3.メンタルヘルスの管理が目的である場合

メンタルヘルスの管理が目的である場合には、精神疾患に関する知識や経験を持つ産業医が適任でしょう。精神科での臨床経験がある医師であれば、難しいケースにも対応が可能かもしれません。

 

問題を抱える社員と企業側の実情などを汲み取れる、バランス感覚や問題解決能力の高い勤務医に来てもらえることが望ましいです。

 

 

まとめ

今回は「産業医」について探し方や選ぶポイントを中心にご紹介いたしました。

 

法律で決められているから産業医を置かなくては……と考えられている経営者の方や人事労務を担当されている方もいらっしゃると思います。ですが、せっかく産業医に依頼するのならば、会社や社員にとって、よりよい産業医に依頼してみませんか?

 

社員の健康管理やメンタルヘルス管理でのお困りごとなど、産業医に相談することで必要な助言をもらえることもあるのではないでしょうか。産業医に依頼する際には、目的を明確にして「この産業医に来てもらってよかった」と思える産業医選びをしましょう。

 

0120-949-168 0120-764-170
受付時間
平日 9:30~18:00