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産業医の選任は義務です

産業医とは企業において定期的な検診を行い、業務を行う上で問題がないかどうかを医療の専門としての立場から判断し、企業に報告、必要であれば、休職や停職などの措置を提言する医師のことを言います。近年、過労やストレス、うつ病等による自殺が問題視され、産業医の必要性が高まっています。労働安全衛生法において、従業員数が50名を超える会社や常に50名以上のスタッフが働いている事業所などでは、1人以上の産業医を選任しなければなりません。「これに違反する場合は50万円以下の罰金に処する」という規定もあり、大きな企業になればなるほど、産業医の選任は企業の義務となるのです。また、「常時3000人を超える労働者を使用する事業場にあっては、2人以上の産業医を選任すること」という規定もあり、従業員数によって選任しなければならない産業医の人数も変わってくるのです。産業医を選任しない事で受ける罰則は罰金だけとは限りません。過去に、産業医の選任を怠った企業において、17名もの胆管がん患者を生みだし、うち9名が死亡したそうです。このことにより、元従業員や遺族に対して補償金の支払いがあったという例もあり、規定通りの罰金だけでなく、刑事事件にまで発展し、企業の信用を著しく低下させるのです。また、最近ではブラック企業という言葉を知っている人も増え、採用力などにも響くのです。産業医の選任はただの義務というだけでなく、従業員の安全や企業の信用を守るためにも必要なことなのです。