産業医についての情報

鹿児島県の産業医についての情報

鹿児島県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

2014年の日本医師会の発表によると、鹿児島県内には医師が4300名ほどいますが、その中で産業医の業務を行える医師は1300名ほどです。県全体でおおよそ3割ほどの医師が産業医として登録をされております。これが全国でどれくらいのものなのかをご説明いたします。

産業医について

産業医は労働安全衛生法第13条ほかなどによって、50名以上の労働者を雇用している事業者で選任をしないといけないと定められております。産業医に訪問を受け、この健康指導の実績を報告書にまとめて保存しておく必要があるのです。労基署が時折、この面談記録があるかどうかを確認にやってきます

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【全体的に見ると平均よりやや上】

鹿児島県の産業医は県内の医師の比率と比べると30パーセントほどを占めています。これは全国平均である28パーセントをやや上回っていますので平均よりは良いと言うべき数値です。
ただしやはりなり手が少ないという現状があります。衛法第13条第2項により、「産業医は、労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識について厚生労働省で定める要件を備えた者」ということで有資格者しかできない仕事となっています。
同じ法律の条項では「労働衛生コンサルタント試験の保健衛生区分の合格者、大学において、労働衛生に関する科目を担当する教授、助教授、非常勤講師の経験のある者」でもできる定められています。
こういった人材を探し出すのは鹿児島県でも苦労しているようです。

【偏りのある産業医】

鹿児島県は僻地や離島などが多くあり、医師そのものに地域差があります。2014年に厚生労働省が医師・歯科医師・薬剤師調査で調べたところ、県で10万人あたりの医師数は全国平均244名に比べると、やや多い257名となっているのです。しかし鹿児島市と曽於市では3倍近い格差があることから、産業医についても同じような差があることが分かります。

鹿児島県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

鹿児島県は全国的に見るとうつ病の患者数が少ない傾向にあります。
しかし、少ないからといって何もしなくて良い訳ではありません。その少なさを維持、そして何かあった時にはその都度に対応していくようにする必要があるのです。
こうした対応を促すのが産業医の診断と指導となっております。その時に役に立つのがストレスチェックです。

ストレスチェックはどのようなものであるのか

産業医はただ規則としているのではなく、産業医によって職場の健康が守られ、改善されていくことによって仕事の質も上がっていくのです。劣悪な環境で働き続けるよりも遥かに良くなります。
実際に労働者がストレスを抱えているかどうかを測るのがストレスチェックです。

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【どれくらいの人がうつ病になるのか】

鹿児島県ではおおよそ1万2000人の人がうつ病になっています。人口10万人あたりに直すと約700人の方がうつ病です。全国平均が878人であるということを考えると、大きく下回っています。近くにある熊本県も800名ほどと平均よりも少ないですが、鹿児島県は更に少ない数値を記録しているのです。
しかし、それでも心の悩みがなくなる訳ではありません。産業医によるストレスチェックがなくても良いということにはならないのです。

【自殺者は会社員が多い】

鹿児島県の自殺者では全体の6割ほどが何らかの職業についている人で、その中の4割が会社員となっています。ストレスについてはやはり仕事が原因であることが多く、経済問題がそれに次ぐようです。こうした点から考えると、職場でのストレスチェックでどれくらいストレスを抱えているのかを調べ、そのケアについて徹底する必要があることが分かります。

【うつ病が会社に与えるリスク】

うつ病は労働者個人の問題だけではなく、その人を雇っていた企業にも及びます。

・うつ状態や精神状態の悪化によって思考力や集中力が低下し、作業効率などが低下
・人材の離職や休職
・労働者が精神的に参っているという企業イメージの悪化

以上のようなトラブルが起こり、企業にもリスクが伴うのです。このリスクを減らすために産業医が必要とされています。