産業医についての情報

沖縄県の産業医についての情報

沖縄県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

2014年の日本医師会の調査によると、沖縄県の産業医数はおおよそ700名ほどとなっております。この数は県内の医師数の割合の中ではおおよそ20パーセントほどに留まっているのです。これは全国の中だと、割合では最下位となっています。どうしてこのように低い割合になっているのでしょうか。

産業医の役割

産業医は、担当する事業場などで労働者の健康管理を行うことが仕事です。従業員の数が50名以上の場合には会社側がこの産業医を選任しなければいけません。残業の時間数が月80時間から100時間になってしまった労働者がいる場合は、従業員数に関わらず選任をしなければいけなくなっています。このように、産業医には労働者の健康も守る役目があるのです。また体の健康だけではなく、心の健康についても医師としての専門知識で助言や指導を行っていく立場にあります。

沖縄県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?のイメージ

沖縄県における産業医のニーズについて

産業医の割合が最下位であるからといって、産業医のニーズが少ない訳ではありません。どちらかというと産業医は人気の仕事となっております。国立大学が法人化しましたし、産業医を採用しないといけない50名以上の事務所が多数あるのです。今後もそのニーズは大きくなっていくことが予想されますので、今後はより産業医の数が増えていくことが期待されます。

地域差があります

ではなぜ割合が低くなっているのかというと、沖縄県内では北部、宮古島や八重山で産業医の数が少ないという地域差があるからです。都会と地方というイメージに近いものがあります。沖縄県内でも地方部では産業医の数が足らず、それが県の割合の低さに繋がっているようです。その他の地域では足りないという状況にはなっていないようですが、それでもより改善の余地があります。50名以上の従業員を抱える企業は、労働安全衛生法第13条などによって産業医による月に1回の巡回をしないといけないという義務がありますので、これをしっかりと守れるようにしないといけません。

ちゃんと確保しておきましょう

法律で定められているからというだけでなく、職場の環境を良くするためにも産業医を使った方が良いのですが、医師免許がないとできないことですのでなかなか確保は難しいかと思います。700名ほどしかいない中で、限られた産業医に依頼をしないといけません。そのために自らが能動的に動かないと確保するのは難しいかと思いますので、自治体などに指導される前に職場の環境のためにも自ら産業医を探すようにしましょう。

沖縄県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

仕事などによってストレスを抱えてしまい、体調を崩してしまう方が出てきています。こうした方のためにチェックをすることも産業医としての大切な役目です。また元気に働けるように指導などを行っていきます。沖縄県ではうつ病の患者が全国の中でもトップクラスに少ないことで知られていますが、それでも仕事でストレスを抱えないということはありません。こうした方を守るためにもストレスチェックがあるのです。

沖縄県のうつ病について

沖縄県というと南の地域であるために温和で、うつ病や自殺などとは縁遠いと思われるかもしれません。確かにうつ病の場合は全国の中でも少ない部類に入ります。厚生労働省による2014年「患者調査」から人口10万人あたりで見た数は平均値以下で、実数で見た数でも沖縄県のうつ病については少ないと言って良いでしょう。
しかし男性の自殺者については全国10位以内に入ることが多くなっています。経済状況の悪さなどが関係しているようですし、失業率も関わっているようです。また中小零細企業が多く、人材を育てる余裕があまりないという点も仕事上のストレスに関わってきているのではないでしょうか。
こうしたストレスに対応するためにも産業医が必要になってくるのです。

沖縄県のうつ病についてのイメージ

ストレスチェックは義務となっております

自分はストレスを感じているのかどうかというのは主観的なもので、客観的に表すのは自力では難しいです。それを把握するためのものがストレスチェックとなっています。何の対策もせずに仕事上で色々と悩みを積み重ねていけば、ただストレスに押し負けるだけです。そうならないためにも産業医がチェックをして、問題があった場合には対応をする必要があります。その時にどのような状態なのかを把握するために使われるのがストレスチェックです。ストレスの診断だけでなく、自分がストレスで悩んでいると従業員に気づいてもらえる他、その原因を改善するための資料などに利用されます。沖縄県では自殺の問題から仕事上の悩みを抱えることが多いと考えられますので、この点についてもっと真剣に対応していく必要があるでしょう。

仕事の質も向上します

職場でうつ病や、そこまでいかなくてもストレスの原因になるようなものが少なくなれば作業の質は大きく向上します。疲れた様子で仕事をするよりも、仕事への意欲や思考、健康が良くなるでしょう。こうした状態を維持することができれば今よりも仕事の質は上がるかと思います。疲れてしまって、ストレスで仕事に真剣に打ち込めないという環境をなくしていくことが大切なのです。また従業員が辞めていくのを防ぐという意味合いもありますし、企業イメージを守るという方向でもストレスチェックは役立ちます。従業員と企業の間に産業医が立つことによって、従業員が病気やストレスで負けていくのを防ぐことができるのです。