産業医についての情報

島根県の産業医についての情報

島根県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

常時50人の従業員が働いているかどうかという基準を超えた場合、事業所は産業医を設置しないといけません。この役割としては事業所の労働環境のチェックと改善があります。従業員が健康的に働けているのかどうかを判断し、記録を残すのです。
労基署はこの記録を調べ、その事業所が問題ないのかどうかを見ていきます。労働の現場としては重要な仕事です。
それでは島根県では産業医がどのような状況にあるのかを見ていきましょう。

島根県には産業医が何人いるのか

島根県内ではおおよそ1900名の医師が働いています。実は島根県は医師そのものが少ない県として知られているのです。2010年に厚生労働省が行った必要医師数実態調査では、島根県の必要求人医師数の倍率は全国1位を記録しています。
県内でも都市部にはかろうじて医師数が全国平均を上回っているものの、地方になると全国平均を下回ってしまっているのです。
産業医についてもこれと同じことがいえ、1900名ほどの医師の中で産業医は570名ほどとなっています。割合にすると全国平均約28パーセントより少し上である約29パーセントではありますが、松江などの都市部に集中していて地方では産業医が足りないことが考えられます。
このように県内では産業医の地域差が考えられるのです。これがどのような効果を出すのでしょうか。

島根県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?のイメージ

【島根県内で産業医が必要な事業所】

島根県の事業所数は、総じて42000事業所ほどあります。この中でおおよそ98パーセントが常時50人未満の事業所です。ということは産業医が必要な事業所はおおよそ840ヶ所あるということになります。
またこの事業所が県内の地方部にも散らばっていると考えられますので、医師不足の中で産業医を探すのがなかなか難しくなっているのです。
産業医の数が570名ほどいても、自社にとって条件が合っている産業医を探すのは大変かと思います。

【より産業医が必要になるかも】

現在、県内の医師の28パーセントが産業医ではありますが、その全てが必要な事業所を担当している状況という訳ではないようです。
また50人以上の従業員が常時働いている事業所の数も県全体から見れば少ないということもあり、多くの事業所はでは特に産業医を選任しなくても良い状況にあります。
今後は産業医を増やすためにも医師の数を増やしたり、産業医の選任条件の従業員数を減らしたりするということもあるかもしれません。

島根県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

仕事というのは従業員にとってはストレスになりやすいものです。特に事業所の環境が悪かった場合はより大きなストレスがかかってしまいます。そんな状況にしないためにも産業医が巡視をし、環境改善を事業者に指導していくのです。
その際に従業員のストレス具合を測るためにストレスチェックが利用されます。

島根県のうつ病患者数について

島根県内には約7000名のうつ病患者の方がいらっしゃいます。これは人口10万人で見てみると、全国平均900名ほどよりも高い1000名ほどです。人口から見てみるとややうつ病患者の割合が多くなっています。
うつ病になってしまう原因の1つにはストレスがあると言われています。このストレスは職場環境が原因であることが多いです。それに対して、産業医はどういったことができるのでしょうか。

島根県のうつ病患者数についてのイメージ

【産業医が行うストレスチェック】

産業医は労働安全衛生法によって、労働者の健康管理などをやることが役目と定められています。この健康管理には体だけではなく心についても含まれているという解釈がされていますので、職場の環境がストレスの原因になっている場合にはそれをなくしていくことを事業者に勧告していくのです。
ストレスチェックはその際の材料として使われます。このストレスチェックという調査をすることで、従業員がどれくらいのストレスを抱えているかが分かるのです。
この調査を行い、どれくらいの従業員がストレスを抱えているのかを見て、その状況を改善するためにも従業員との面談や事業者への勧告をしていきます。

【義務ではありませんが】

健康診断と違って、ストレスチェックの場合は義務扱いはされてはおりません。しかし従業員の健康を守り、従業員にもそのことを促進していくためにも事業者はストレスチェックを受ける機会を設ける必要があるでしょう。
事業者もどこをどう改善すべきなのかを産業医から指導を受けることができますので、この機会を逃す必要はないかと思います。