産業医についての情報

栃木県の産業医についての情報

栃木県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

事業所で働く従業員の健康管理などを行っているのが産業医です。栃木県は医師数は全国的に見ると少ないですが、この産業医の数は医師の総数から考えると多くなっています。
では栃木県では産業医が十分な活動をしているのでしょうか。以下からはそういった視点から栃木県の産業医を見ていこうと思います。

栃木県の産業医の人数

2014年の日本医師会の調査によると、栃木県にはおおよそ1800人の産業医がいるということになっています。県内にいる医師の総数は4400人ほどですので、医師全体の40パーセントほどが産業医ということになります。
この比率は全国の中でも高く、多くが20パーセント後半から30パーセント前半であることを見ると、その高さが際立っています。

栃木県の産業医の人数のイメージ

【栃木県での産業医の活動について】

栃木県が出している平成26年経済センサスによると、栃木県内には産業医を選任しないといけない事業所が2400社ほどあります。
産業医は労働安全衛生法によって、常時50人以上の従業員が働いている事業所では選任をしなくてはいけなくなっていますので、50人以上の従業員が働いている事業所が2400社ほどあるということです。
1800人の産業医で2400社の会社をカバーできるのかと思われるかもしれませんが、産業医は基本的に嘱託扱いで月に1回ほど職場の巡視や面談を行うのが最低限の役目ですので常駐する必要はありません。そのために複数の事業所をかけ持ちすることができるのです。

【ただしかけ持ちができない場合も】

産業医はかけ持ちをすることができますが、産業医を本業として行っている産業医は少ないという現実があります。勤務医などで自分の職場がありますので、そことの兼ね合いを考えるとかけ持ちが難しいという問題があるのです。
また常時50人以下の従業員を雇っている事業所についても問題点があります。
県の事業所の数を見てみますと、産業医を選任しないといけないと法律上決まっている事業所は全体の5パーセントほどしかありません。そのために残りの95パーセントの事業所では特に産業医を選任する必要がないのです。
こうした点を考えると、栃木県の産業医については全く問題がないとは言えないかと思います。
選任をする際にはよく調べ、どの産業医が良いのかを見極めて依頼をしましょう。

栃木県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

仕事や経済状況が悩みとなってストレスを抱えてしまう方は多いそうです。こうした現状から、産業医はどのような対応をすることができるのでしょうか。
栃木県のうつ病患者の数を見て、そこからストレスチェックについて言及していきたいと思います。

2014年厚生労働省の患者調査より、人口比で見ると栃木県はうつ病患者の数が少ない県であるということが言えます。10万人あたりの患者数が全国平均では878人ですが、栃木県では600人ほどとなっております。
しかし、実数としては1万2000人ですので少ないといってもうつ病患者の方がいるという現実は変わりません。
産業医は事業所からうつ病などの患者を出さないためにもどのような対応をしていくことができるのでしょうか。

【予防をすることが可能です】のイメージ

【予防をすることが可能です】

産業医が行うストレスチェックの結果によって、うつ病といった精神病の予防をすることができます。未然に防止する第一予防と呼ばれる段階で役立つチェックです。
栃木県では特別の事情がない限りは受検することが望ましいとしており、事業所の規模が50人以上である場合は義務となっていて、以下の場合は努力すべきとなっていますが、県ではなるべく受けるようにという判断のようです。
このストレスチェックは複数の項目に分かれた質問票で、そこにチェックをしていくことでその人がどれくらいストレスを抱えているのかを調べていけます。

【職場環境を変えることも】

ストレスチェックの役割は受けた従業員の方に自分のストレスについて知ってもらうだけではなく、従業員それぞれの結果を見て、どういった職場改善が必要なのかを考える材料にもなるのです。
このストレスチェックを材料にして、産業医は事業主に職場環境の改善を指導することもできますので、事業者としてはしっかりとやっておいた方がより良い職場環境への手がかりを得ることができます。