産業医についての情報

山口県の産業医についての情報

山口県の医師数と産業医有資格者数の割合とは?

ブラック企業に過労死と、その働き方や働かせ方が問題視される事は珍しくなくなりました。労働と言うものは、長時間バリバリ働けば良いというものではありません。それでは、適切な労働環境を作るためにはどうすれば良いのでしょうか。そこで力になってくれるのが産業医なのです。

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産業医になるための要件

そもそも、産業医とはどのような医師なのでしょうか。「労働安全衛生規則第十四条第二項」によりますと、以下の要件を備えている事が要求されます。

一  法第十三条第一項 に規定する労働者の健康管理等(以下「労働者の健康管理等」という。)を行うのに必要な医学に関する知識についての研修であつて厚生労働大臣の指定する者(法人に限る。)が行うものを修了した者
二  産業医の養成等を行うことを目的とする医学の正規の課程を設置している産業医科大学その他の大学であつて厚生労働大臣が指定するものにおいて当該課程を修めて卒業した者であつて、その大学が行う実習を履修したもの
三  労働衛生コンサルタント試験に合格した者で、その試験の区分が保健衛生であるもの
四  学校教育法 による大学において労働衛生に関する科目を担当する教授、准教授又は講師(常時勤務する者に限る。)の職にあり、又はあつた者
五  前各号に掲げる者のほか、厚生労働大臣が定める者

企業は、その事業所の労働者の人数に応じて、以上の要件を満たした産業医を選任する義務があります。

山口県の産業医の人数

産業医は、健全な労働を実現するための心強い味方となります。しかし地方によっては、希望する産業医がなかなか見つからないというケースも発生します。その点では、山口県はどうなのでしょうか。
産業医数については、日本医師会が調査を行っています。その調査結果によりますと、2014年における山口県の産業医数は1,207人でした。医師数が3,619人ですので、33.4パーセントが産業医の資格を持っている事になります。この数値は全国平均を約5パーセント上回っており、さらに産業医数と従業員50名以上の企業数がほぼ1対1となっており、産業医数に余裕がある県である事が窺えます。

山口県のうつ病患者数と、産業医の行うストレスチェックの重要性

始めに述べましたように、産業医は労働環境の改善に力を尽くしてくれます。しかし、実際はそれだけではありません。体の健康だけでなく、心の健康の維持にも役目を果たします。そのために行われるのが「ストレスチェック」です。

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ストレスチェック制度とは

法律では、ストレスチェックは「心理的な負担の程度を把握するための検査」と記載されています。このストレスチェックは産業医が中心に立って行う事を推奨されており、労働者数が50人以上の事業所では平成27年12月1日より義務化されています。50人未満の事業所ではしばらくは努力義務となっていますが、念のために実施する事をお勧めいたします。

ストレスチェックの目的

ストレスチェックの目的とは、ストレスの状態を知り、メンタルヘルスの不調を未然に防ぐ事です。ストレスチェックの結果は実施者(産業医や保健師など)から直接労働者に送られるので、自分のストレスの状態を正しく知ることができます。それによってストレスへの対策を立てやすくなりますし、高ストレス者と指定された場合には、医師との面談を申し出る事も可能です。事業主の場合、グループごとの分析結果を提供してもらうことで、そのグループのストレス要因を知ることができます。
ストレスチェックの中心となるのは、事業主や上司ではなく産業医となります。個々の調査結果を実施者以外に見られることは無いので、労働者は安心して回答する事ができるのです。

山口県のうつ病の状況

職場はストレスを感じることも多い場所のため、職場のストレスがうつ病を誘発することも考えられます。産業医が多いとわかった山口県ですが、うつ病患者数はどのようになっているのでしょうか。
幸いな事に、山口県はうつ病患者数が少ない県です。2014年における調査結果では約7千人となっており、2008年の調査結果のおよそ半分となっています。さらに、人口当たりの患者数では全国で最も低い数値となりました。うつ病に関して、山口県は心配する必要が他県より小さいかもしれません。
しかし、全国的にはうつ病は増加傾向にありますし、年度ごとに調査結果が大きく変化する事もあります。今後もうつ病患者数を一人でも減らすために、できる対策は何でも採用するべきでしょう。