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産業医の年収相場はどのくらい?専属と嘱託の違い、職務内容まで解説

産業医の報酬や働き方の違いをいま一度確認!重要な年収について解説

 

「産業医として働いてみたいけど、産業医の報酬相場っていくらなんだろう……?」働き方改革関連法の成立によって注目を集めている「産業医」。一般に広く知られるようになりつつある産業医という職種ですが、具体的にどのような仕事なのか知らない方も多くいるのではないでしょうか。

 

産業医は専属産業医と嘱託産業医の2つに分けることができます。ここでは、意外と知らない産業医の報酬相場や適性について徹底紹介していきます!

 

 

報酬の相場は働き方によって異なる

2つにわけることができるとご紹介しましたが、専属産業医と嘱託産業医では平均年収が大きく変わってくるのです。こちらでは産業医の報酬相場について具体的に説明しましょう。

 

専属産業医の場合

専属産業医とは文字通りその事業場に対して、専属で勤務する産業医のことです。従業員の数によって選任する産業医のことを指します。

 

専属産業医の場合、勤務時間や経験によって報酬相場は幅広く変わり、600万円弱~2,000万円強にまで至るのです。平均的には、週4で1,000~1,500万円が相場でしょう。研究日を設ける関係で、1日引いた週4の勤務が一般的に多いです。

 

細かな部分としては、外資系企業では英会話スキルが求められるため、内資企業に比べ1割程度収入が上がることがあります。さらに、立地が少し悪いなどといった人気があまり無いエリアの場合も、報酬が上がる可能性が高いでしょう。反対に、人気のあるエリアでは報酬が下がることもあります。

 

産業医として長く続けていきたいのなら、退職金のある企業を選ぶとよいでしょう。受領時の税金を少なく済ませることができます。

 

嘱託産業医の場合

嘱託産業医は病院の勤務医や開業医が、月に1~数回、数時間、会社を訪問する産業医のことです。嘱託産業医として複数の企業を担当している場合が多いでしょう。嘱託産業医は従業員が50人以上でかつ999人以下の場合選任することが可能です。

 

嘱託産業医の平均年収は約300万円です。週1~2回で1回あたり3万円前後、週2回で1回3万円となります。週に2回の勤務であれば、一週間の収入は約6万円。一か月であればおおよそ24万円の収入です。年収の内訳はこのようなものになっています。

 

あまりにも安い相場金額で提示してくる産業医専門医師紹介会社は、手数料を多くとっている場合が考えられます。

 

 

ここで産業医の役割をおさらい

ここで産業医の役割をおさらい

 

産業医の報酬相場を確認したところで、産業医とは具体的に何を担当するのか?といった部分について説明してきましょう。

 

産業医とは

わかりやすくいうと、労働者が健康かつ快適な環境で仕事ができるように、専門的な立場から指導をおこなったり、助言をしたりする役割を担います。面談や指導・講話などといった社員が過ごしやすく仕事をしてもらうためのお手伝いをします。

 

産業医の職務内容

具体的な産業医の職務内容は以下の5つです。

 

・衛生委員会へ出席する

50人以上の従業員がいる企業は、衛生委員会をおこなう必要があります。特定の業種においては安全委員会を設置する必要もあるでしょう。その際に構成員として出席し、意見を述べるのです。産業医が出席できなかった場合は議事録を共有して、産業医が内容を確認します。

 

・衛生講話を開催

産業医は安全衛生委員会や会社で、健康管理や衛生管理を目的として、研修を実施します。社員に向けて研修を実施するのが衛生講話です。頻度や開催方法は定められていないため、企業の希望に応じて自発的におこなわれます。

 

・職場巡視

毎月1回を目安に職場を巡視することで、職場環境の確認をおこないます。確認事項は以下の通りです。

 

4S(整理、整頓、清掃、清潔)ができているか

温熱環境(事務所衛生基準規則で定められた基準が守られているか)

明るさ(いわゆる照度、通常750ルクス以上)の確認

コンピューターを用いる環境の確認

AEDや消火器の場所を確認

休憩室の衛生確認

 

もし問題が見つかった場合は衛生委員会で報告をして、話し合いをしながら改善をはかります。

 

・面談や相談

ほかにおこなう業務は、健康相談や休職面談、復帰面談です。健康相談では社員の相談をし、長時間労働面談の対象者に健康相談といった名目で、面談をおこなう場合もあるでしょう。これには意味があります。労働者は相談をすることによって、面談として話し合うよりハードルが下がり話しやすくなるためです。

 

また、休職面談は体調不良が続いている社員や休職希望の社員に対しておこないます。反対に、職場復職希望の社員は復職面談を実施します。症状の回復具合で復帰してもよいかどうか判断するのが役目です。

 

・さまざまなチェックや指導をおこなう

代表例として「ストレスチェック実施者」をおこないます。〝産業医といえばこれ″といっても過言ではないでしょう。産業医はストレスチェックの計画から実施、終了に至るまですべてに関与してきます。また、高ストレス者・長時間労働者面接指導をおこないます。

 

産業医と勤務医の違い

決定的なものとして活動場所が違います。産業医は企業内であるのに対し、勤務医は病院やクリニックのみです。また勤務医は検査や診断・治療などおこないますが、産業医は診断や処方をしません。対象者は産業医であれば、企業で働くすべての人になりますが、勤務医は病気の患者さんや医療機関を受診した人が対象となります。

 

つまり、勤務医は大勢が想像する「市民全員のお医者さん」であるのに対し、産業医は「企業・労働者のためのお医者さん」といえるでしょう。

 

 

産業医として働くうえで得られるメリット

産業医の報酬相場から、割高な平均年収であることがわかりました。しかし、お金だけでは仕事は続けることができないでしょう。ここでは、産業医として働くうえで得ることができるメリットをご紹介します!

 

ワークライフバランスを実現できる

専属産業医になることができれば、バランスのとれた生活で比較的高給を得ることができます。最初は年収が少なくても、経験を積むことが大切です。また、嘱託産業医は勤務日数・時間が比較的短いので、自分自身の生活に合わせて予定を組むことができます。会社員とは違い、定時で帰れることも大きなメリットでしょう。

 

企業の知識と医師としての専門知識を深められる

講話や指導など、アドバイザーとして活動するため、日々勉強がつきものです。また、企業についての知識を蓄える必要があるので、多くの専門知識について深く学ぶことができるでしょう。その結果、広い視野をもって意見を述べることができます。

 

 

産業医に向いているのはどのような人か

産業医に向いているのはどのような人か

 

産業医の報酬相場は魅力の1つでもあります。では、どのような人が産業医に向いているのでしょうか?

 

コミュニケーション能力や協調性がある

ただおしゃべりが好き、というだけではありません。当事者に信用してもらえて、話してもらえるということが大変重要となってきます。問題点を勘違いしている、または当事者が悩んでいる部分とはまた違うところに本当の問題があるかもしれません。会話の中で引きだしてあげる能力が大変必要でしょう。

 

コミュニケーション能力に関係がありますが、協調性も必要です。相手企業や、そこで働く社員のかたに自ら興味を持てるかどうかが大事になります。

 

「企業の労働環境を改善したい」という思いがある

ストレスを強く抱えている方や、悩みがある方。その人たちを救うことで労働環境はよくなるでしょう。自分自身が影響を与えることができるため、「企業の労働環境を改善したい」と思う方には非常にぴったりなお仕事です。

 

 

まとめ

これまで、産業医の報酬相場や仕事内容、どんな人が向いているかなど産業医について詳しくご説明してきました。専属産業医であれば平均年収は約1,000~1,500万円と比較的高給であることが特徴です。嘱託産業医は約300万円となります。

 

産業医は勤務医とはちがい、労働者に寄り添った仕事です。そのため面談や指導などが比較的中心におこなわれます。産業医として専門的な知識だけでなく、ビジネス感覚を得ることもできます。そのため、労働者と同じスタンスで会話をすることができるのです。

 

産業医は社会問題として挙げられる労働環境の改善に大きく介入することができます。地域を深め、引き出しを増やすことができるとても魅力的な仕事であるといえるでしょう。

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