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【3選】辞職を決断する前に相談すべき相手、退職前に心がけたいこと

会社を辞めたいときに相談できる場所【3箇所】 「今の会社にいるのはもう無理……」と思ってしまったことはありませんか?仕事は人生の3分の1を占めています。睡眠時間を8時間と仮定すると、それと同じくらいの時間を占めているのが仕事です。 その仕事が自分に合わないということは、本当につらいことだと思います。人によって仕事を辞めたい理由はさまざまです。人間関係に疲労したので辞めたい、体調を崩したので辞めたいなどさまざまです。 しかし、仕事を辞めたいと思っても、感情的になっていきなり退職してはいけません。一番大切なのは「計画を立てながら退職をすること」です。 この記事では、「円満に会社を辞める方法」について詳しくお話していこうと思います。

会社を辞めたいときに相談できる場所【3箇所】

さまざまな理不尽が重なり、「会社を辞めたくて仕方がない」と思ってしまったことはありませんか?心身に不調をきたしてまで、無理をして仕事をする必要はないはずです。 ですが、そうした悩みを自分一人で抱えているということはないでしょうか。誰にも相談せず、一人で悩みを考え込んでいると「自分の視点」でしか物事を考えられなくなってしまいます。 悩みを相談することで新たな視点からものごとを見つめ直すことができ、解決策が見つかる場合もあります。決断を急がず、いろいろな人の意見を聞きましょう。そのためには、社内・社外問わずにたくさんの人に相談する必要があります。 とくに「仕事を辞める」という人生の中でも大きな決断の際には、情報は多いに越したことはありません。ミスマッチを防ぐためにも、情報はたくさん集めましょう。

社内で相談できる相手を見つける

会社をやめるか迷っている際には、多くの人と話をして意見を集めることも大切です。ひょっとするとあなたの中でもう答えは出ているのかもしれませんが、それを後押ししてくれる人に巡り合えるかもしれません。 社内に信頼できる人がいる場合には、「実は、仕事を辞めようかと思っていて……」と、一度相談してみるとよいでしょう。 会社の人に相談をする際に気をつけてほしいのが、相談の内容が会社の中に広まらないようにすることです。あなたの秘密を軽率に他言しないような、信頼できる相手を選んで相談しましょう。 また、中には「社内の人に相談なんてできない!」という方もいらっしゃるかもしれません。会社によっては業務についての相談ができる労働組合や、人事課に設置されている相談窓口がある場合もあります。 また、一定の規模の会社には「産業医」という労働者の健康管理について専門的な立場から指導をする医師がいます。専属の医師に相談してアドバイスをもらうことで、解決策が見つかる可能性も十分にあることです。 より専門的な意見を聞きたい場合には、これらの窓口に相談するとよいでしょう。ひとりで解決しようとせずに、情報収集だと思って、周りのサポートを受けてみてください。

社外で相談できる相手を見つける

社内で退職に関する相談をすると、「仕事を辞めたいということが筒抜けになってしまうかもしれない」という不安が生まれるものです。そんなときは、家族や友人などに相談することも選択肢のひとつに入れるとよいでしょう。 長い時間を共に過ごしてきた友人や家族は、あなたの性格なども考慮してアドバイスをしてくれるはずです。中にはあなたの考えを否定する人もいるかもしれませんが、社内の人には腹を割って話せないような理由でも、家族や友人には何でも話せるよさがあります。 また、身近な人に話すと、自分の気持ちを整理できる効果も期待できます。ひとりで悩まずに、今抱えているモヤモヤを解消するためにも遠慮せず相談にのってもらいましょう。 時には、自分の考えと相手の考えが一致しない場合もあると思います。それでも、話を聞いてくれた相手には「ありがとう」という感謝の言葉を忘れないようにしましょう。 また、相談相手はあなたが仕事を辞めたいと思っていることに対して、心身の状態やその後の経過を心配しているはずです。相談にのってもらったあとは社内・社外の人に関わらず、「その後どうなったか」を忘れずに相手に伝えてくださいね。

施設で相談できる相手を見つける

中には、「相談する人が近くにいない」場合もあります。人によっては、自分の思いを相手に伝えることに苦労する人もいることでしょう。辞めよう辞めようと思っていても、いざ辞めようとすると体が動かないこともあるはずです。 「会社の人に相談したら、甘えていると思われるかもしれない」、「養う家族もいるのに、自分だけの都合で仕事を辞めたいなんて言い出したら叱られそう」……こんな風に悩まず、簡単に辞められたら誰も苦労はしませんよね。 このような場合には、電話で退職に関する相談ができる窓口もあります。電話なら相手の顔を見て話す必要もありませんから、より本当のことが話しやすいのではないでしょうか。信頼できそうな電話の窓口を調べて、電話をかけてみることをおすすめします。。 また、仕事が原因でうつ病のような精神疾患の症状が出てしまっている際には、各地域・地方に設置されている相談窓口を頼るとよいでしょう。苦しい場合には、我慢せずに窓口に相談してみてくださいね。

辞める決断をくだしてしまう前に…「休職」もひとつの手段

辞める決断をくだしてしまう前に…「休職」もひとつの手段 仕事を辞めたい理由は、大きく分けて2つ考えられます。「会社の仕事内容や待遇に不満をもっている場合」と、「仕事以外の、職場の人間関係に困っている場合」です。 たしかに、どちらの場合も仕事を辞めるということが解決の糸口になるかもしれません。しかし、いきなり退職するのではなく、休職を考えるというのもひとつの方法です。 とくにメンタルヘルスの問題で退職を考えている場合には、休みを取って回復すれば仕事に復帰できることもあります。 仕事がつらくなってしまったとき、辞めることだけがすべてではありません。休職をすると周囲に迷惑がかかると気にしてしまうかもしれませんが、あなたの体調が悪化することのほうが問題です。 周囲に対して過度な配慮はせず、辛いときは無理せずに休みを取りましょう。心の不調や職場の人間関係で悩んでいる場合には「休職する」という手段も視野に入れてみてください。

それでも辞めたいなら…「今後の準備」をしよう

いろいろと考えた上で、退職を決めた人もいらっしゃるかと思います。すぐさま退職しようとしているかもしれませんが、ちょっと待ってください。 決めたことだからといっていきなり退職してしまうと、あとから後悔するケースも考えられます。以下に、「退職する前にしておくべきこと」をおおまかにまとめてみました。退職を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。 1)退職後に空白期間がでる方は、生活に困らないようにある程度貯金をしておきましょう。 2)会社を退職してから転職活動を行う際には、以前の会社で雇用保険に加入しており、一定条件を満たしていれば失業保険を受けることができます。失業手当が受けられる場合には、忘れずに手続きをしましょう。 3)健康保険の切り替えについて考えておきましょう。会社を退職すると、入社時に加入した社会保険が切れてしまいます。現住所の市区町村にある窓口で手続きをすれば国民健康保険に加入することができますから、健康保険の切り替えについても考えておきましょう。 4)今の会社を辞めた後に転職する予定がある人は、情報収集のためにも複数の転職サイトに登録しておきましょう。 5)退職後、「仕事をしていない」という理由で家が借りられないこともあります。引越しを考えている方は、退職前に部屋を借りておくこともおすすめです。 6)失業中は、クレジットカードが作れない場合もあります。まだクレジットカードを作っていない人は、仕事を辞める前に作っておいた方がよいでしょう。

退職を決意…円満退社の手順とマナーについて

退職を決意したからには、できる限り円満に退職をしたいものですよね。 退職をする手順を下記にご紹介させていただきます。

直属の上司に退職の意思を伝える

仕事を辞めることを決意したら、まず、直属の上司に意向を伝えましょう。 できるだけ、退職希望日の1ヶ月前ぐらいに伝えることがベストです。上司に退職の意向を伝える際には、「ちょっとお話があります」といって、なるべく上司と2人きりの場所で話すようにしてください。 その際に、退職することを他の社員に知らされたくない場合はきちんと上司に伝えておきましょう。

退職届を提出する

退職理由を書く際には、どのような理由であろうと「一身上の都合により」と書きましょう。具体的な理由を書くことはあまりありません。 退職届には、「この度は、一身上の都合により○年○月○日(退職届の提出日)をもちまして、退職することをここに届け出いたします」と文章を書いて、自分の名前の横には印鑑を押し、書類は社長宛てにしましょう。 民法では、退職する2週間前に退職届を提出することが決まっています。ただし、社内の規程によっては1か月前までに出すことが決まっている場合もあります。自分の勤めている会社の規程がある際には、そちらを優先させましょう。 退職届を出した後の細かいやり取りについては、今自分が勤めている会社のルールや上司の指示に従いましょう。また、退職する際に会社からもらう書類は非常に大切なものです。必ず、内容を確認して大切に保管しましょう。

【企業側】労働者に対する配慮も必要。産業医について

【企業側】労働者に対する配慮も必要。産業医について 会社にとって、仕事を辞める人がいるということはかなりの痛手です。 企業側にも従業員に対する配慮が必要だといえるでしょう。これまでのお話の中で、一定規模の会社には「産業医」という医者がいることを説明させていただきました。会社のことで心身の健康状態に不安を感じている従業員が出てきたら、いち早く相談できる産業医のような相手がいるといいですね。 何事も早めに手を打っておけば深刻な事態になりませんし、少しでもその人の気持ちを楽にしてくれる存在が会社にいるということはとても重要です。 「周りが気づいてサポートをしていればな……」と後悔する前に、企業側も労働環境を整えておきましょう。

まとめ

会社を辞めることは大きな決断です。会社を辞めたいと感じたら、まずは会社の人や身近な人から十分に情報を集めてから慎重に決断するとよいでしょう。 また、会社を辞める以外にも休職するという道があります。 それでも辞めることを決意した際には感情的に退職するのではなく、計画的に退職をすることが大切です。 計画的に退職する際には、退職する前に何をするべきかを確認してから、退職する日を大まかに決めて、逆算して行動するとよいでしょう。 また、企業側としてもサポートシステムを充実させて、従業員が長く働ける環境づくりを推進するべきです。とくに一定以上の規模の企業であれば、産業医をより充実させることも視野に入れてみてくださいね。
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