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職場のメンタルヘルスは重要事項!こまめなストレスチェックがカギ?

職場のメンタルヘルスは重要事項!こまめなストレスチェックがカギ?

 

近年では心の健康が注目されており、メンタルヘルスという言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は、とくにストレスが多いとされる職場でのメンタルヘルスについて考えます。

 

職場でメンタルヘルスケアをする目的や、メンタルヘルス不調になる前にできる予防策についてみていきましょう。また、不調を感じたときに相談できる場所や、産業医のメンタルヘルス対応はどんなものなのかということについても紹介します。

 

 

 

 

職場でメンタルヘルスケアをする目的

メンタルヘルスとは、その名のとおり「心の健康」のことです。だたし、ここでの「健康である」とは、ただ「特別な精神疾患などにかかっていない状態」ということではありません。

 

気持ちに波がなく前向きな状態で安定していること、自分の置かれている環境に意欲的に適応できること、毎日いきいきと生活していることなどができて、初めて「健康である」といえるのです。

 

近年では、職場での人間関係や長時間労働などのストレスによって、メンタルヘルスに不調をきたす人が増えています。そのため、職場においてストレスを最小限にしてその人の問題を解決できるようなメンタルヘルスケアが必要になっているのです。

 

また、メンタルヘルスケアはすべての人に必要なものとされています。すでに不調が出ている人はもちろん、過剰なストレス状態にあっても普通に勤務している人や、今のところいきいきと働いている人にも、同じように必要なものなのです。

 

では、メンタルヘルスケアをする目的はどのようなことなのでしょうか。主に以下の3つになります。

 

業務をこなす力の低下を防ぐ

メンタルヘルスが不調になってしまうと、本来できるはずだった仕事の能力が十分に発揮されなくなります。根気がなくなったり、重要な決定事項が判断できなくなったりするというわけです。仕事のスピードが遅くなることもあります。

 

また、メンタルヘルスが不調の人は、朝に調子が悪いことが多いので、職場に遅刻することも多くなります。そして不調が続いて休業してしまうと、長期間に及ぶことが多いです。

 

職場でメンタルヘルスケアを実践すれば、労働者が早めにストレスに気付くことができたり、不調を早期に対処することができたりします。労働者の業務をこなす力の低下を防ぐことにつながるので、職場にとっても戦力を失うことを防ぐことができるのです。

 

モチベーションの維持、向上

職場でメンタルヘルスケアを実践するもうひとつのメリットが、組織全体のモチベーションの維持や向上です。メンタルヘルス不調の人に対応するだけでなく、そもそもの職場環境を改善したり、組織開発をおこなったりすることによって、組織全体の労働生活の質が高まります。

 

すると、組織のモチベーションを維持し、生産性ややる気を向上させることにもつながるのです。

 

リスクを未然に防ぐ

メンタルヘルスが不調になることは、本人だけでなく周りにもリスクがあります。集中力や注意力の低下により事故やトラブルになると、顧客や同僚など周りの人の安全も脅かすことになります。

 

また、メンタルヘルス不調が悪化した場合に、組織の対応が不適切であるとして労災請求・民事訴訟などに発展することもあるのです。

 

これらのリスクを未然に防ぐためにも、職場でのメンタルヘルスケアは重要であるといえます。

 

 

 

メンタルヘルス不調になる前の予防策

メンタルヘルス不調になる前の予防策

 

職場でのメンタルヘルスケアが重要であることはおわかりいただけましたか。メンタルヘルは不調になると長引くことも多いため、事前に防ぐということも考えなければいけません。ここでは、メンタルヘルス不調になる前の予防策について考えます。

 

こまめなストレスチェック

ストレスというのは、自分では意外と気付きにくいことも多いようです。そこで、こまめに客観的な方法でストレスチェックをして、ストレスをため込まないようにする必要があります。

 

2015年に労働基準法が改正され、労働者が50人以上いる事業所では「ストレスチェック」の検査を年に一度実施することが義務づけられました。ストレスチェックとは、次の3つを含む質問票に労働者が答えて提出するものです。

 

〇ストレスの原因に関する質問項目

〇ストレスによる心身の自覚症状に関する質問項目

〇労働者に対する周囲のサポートに関する質問項目

 

この質問票は、医師などの実施者が回収して評価し、必要な人には面接指導などをすることになります。プライバシーもきちんと保護されるように取り決めがされており、安心です。

 

ただし、ストレスチェックが義務づけられているのは年1回です。質問票と同じような項目がインターネットなどに載っている場合もありますので、こまめにストレスチェックをするとよいでしょう。

 

セルフケアを試みる

「だるい」「不安がある」など、少しでもストレスがあると気付くことができたら、セルフケアを試みるのもよいでしょう。ストレスとうまく付き合っていくために、具体的な行動を起こすことも大切です。

 

簡単に始められそうなセルフケアの方法をご紹介します。

 

〇腹式呼吸、ヨガなどでリラクセーション

〇筋肉をゆっくりのばすストレッチ

〇ウォーキングなど無理のない適度な運動

〇快適な睡眠・15分程度の昼寝

〇気心の知れた友人とのおしゃべり

〇日常生活で笑うようにする

〇仕事以外の趣味を持ち没頭したり、趣味を通じて人と交流したりする

 

以上のように、簡単に始められそうなものばかりです。自分に合った方法でセルフケアができるといいですね。

 

他者に相談し、早期発見につなげる

ストレスを感じたとき、自分だけで長い間抱えていると、解消するのにも時間がかかってしまいます。早めの相談で早期発見につなげましょう。

 

心や体がおかしいなと感じたら、思い切って他者に相談することが一番です。可能であれば同僚や上司に相談してみましょう。また、職場の相談窓口や産業医などが存在すれば、利用することができます。

 

身近で相談することが難しいときには、公的機関にも相談窓口があるので利用するのもよいでしょう。他にも、医療や法律の専門家に相談するという方法もあります。詳しくは次に紹介していきますので参考にしてみてください。

 

 

 

メンタルヘルス不調かもと感じたら

「メンタルヘルスが不調かも……」と感じたときや、「仕事や人間関係などを誰かに相談したい」というときには、相談できるところはたくさんあります。実際に相談場所に出向くものもあれば、電話で相談できるものや訪問によって相談できるものもあります。

 

主な相談先は以下のとおりです。

 

〇医療機関

メンタルヘルス不調を相談できる医療機関は全国にあります。精神科、診療内科、神経内科で診てもらえます。どこにかかったらよいかわからない場合は、ホームページなどで医師の専門分野を調べてみましょう。診療日や診療時間なども確認できます。

 

〇保健所・保健センター

保健所や保健センターでは、保健師、医師、精神保健福祉士などの専門職が対応します。電話相談と面談による相談があり、保健師の場合は訪問してもらい相談することもできます。自分の居住地に担当の保健師がいるので、一度話をしてみるとよいでしょう。

 

〇精神保健福祉センター

精神保健福祉センターは各都道府県・政令指定都市ごとに1カ所ずつあり、「こころの健康センター」などと呼ばれている場合もあります。センターによって事業内容や担当する専門職が違っているので、ホームページなどで確認してみましょう。

 

〇地域活動支援センター・相談支援事業所

これらは市町村の事業として運営されていますが、民間の事業所に委託されているものがほとんどです。人間関係や仕事のことなど、生活上の悩みは何でも相談できます。利用料・登録料が必要な場合がありますので、あらかじめ問い合わせをしておきましょう。

 

この他にも、職場に産業医がいる場合は、産業医にメンタルヘルス不調を診てもらうこともできます。では産業医がどんな対応をしてくれるのか、次で紹介します。

 

 

 

産業医がおこなう職場でのメンタルヘルス対応とは

産業医がおこなう職場でのメンタルヘルス対応とは

 

勤め先の企業によっては、産業医がいるところがあります。産業医は医療機関の医師とは違い、病名を特定したり薬を出したりすることはできません。

 

その代わりに産業医は、症状のある人に適切な医療機関を紹介したり、不調者について人事に説明をしたりします。産業医意見書を作成することや、生活記録表などを利用して回復状態を判断することもあります。休職者が復帰をする場合には、医療機関の医師と情報交換をしながら復職の判断をします。

 

そして産業医の大きな役割が「就業上の配慮の判断」ができるということです。医療機関の医師は病名を診断することはできますが、職場の状況がわからないので就業上の配慮を判断するのが難しいです。逆に職場の労務担当者などは医学的なことはわかりません。

 

そこで、就業上の配慮について、医学的な視点で評価できるのが産業医ということになります。産業医は就業上の配慮を判断し、管理監督者へ説明をするのです。

 

メンタルヘルスの不調を感じたとき、自分で医療機関を探したり上司に説明したりしようとすると、大変な労力を使います。職場に産業医がいる場合は、ぜひ産業医に相談してみましょう。

 

 

 

まとめ

職場でのメンタルヘルスについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。職場でメンタルヘルスケアをすることは、個人の業務の能力を上げるだけでなく、職場全体のモチベーションの維持や向上にもつながります。

 

そして、メンタルヘルスが不調になると長引くことも多いため、事前に予防することが大切です。こまめにストレスチェックをしたり、セルフケアをしたりすることをおすすめします。また、他者に相談することができれば早期発見にもつながるでしょう。

 

もしメンタルヘルスが不調になってしまったら、相談できる場所はたくさんあります。職場に産業医がいる場合は産業医に相談すると、就業上の配慮まで判断してもらえます。

 

職場でのメンタルヘルスケアの重要性を理解し、ストレスの少ない職場をめざしましょう。また、ひとりで悩まないで相談し、早めの対応ができるようにしましょう。

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